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ヘアーデザイナー土田哲也のお役立ちコンテンツ

髪のお話シリーズ

髪は死んでいる細胞??

2016/10/18

髪のお話シリーズです。

髪って一体どうやって出来てるの?

髪はどうやって生えてきてるの?

髪には栄養っていかないの?

こんな疑問にお答えすべく

今日は髪がどうやって生えてゆくのか

について少しお話しします^o^ 

毛髪の生成成分

毛髪や皮膚を生成する原料は主に蛋白質(タンパク質)でできています。

食事でタンパク質を摂取。

消化と共に摂取したタンパク質を酵素でアミノ酸に分解。

血液で体の各所に栄養を運び毛髪や皮膚を生成します。

髪の誕生まで

①頭皮には奥から皮下組織、真皮、表皮の三つで構成されています。

②その皮下組織部に毛乳頭という髪の細胞を作る工場があります。

③その工場で毛母細胞という親細胞が分裂と増殖を繰り返し毎日少しずつ新しい細胞を生成しています。

④髪が伸びて行くのはこの新たに作られて行く細胞が上に押し上げられているからなのです。

髪の毛先が伸びるのではなく毛根の最深部で細胞が作り押し出されいることで伸びるのです。

⑤毛母細胞(親細胞)が分裂し増殖したものが(娘細胞)上の方(皮下組織~真皮~表皮)へと押し上げられて行くと水分が減り角化細胞となります。

⑥真皮には最下部から基底層~有棘層~顆粒層~角質層の四つの層で形成されこれらを通りながら角化した細胞が繊維状になり髪が生えて行きます。

=表皮が変化して出来たもの

髪の誕生まででご覧いただいた通り髪は細胞が分裂を増殖を繰り返し出来たものが毛根を通りながら角化細胞となります毛根から生えてきます。

なので皮膚の角質層は細胞学的に死んでいるのと等しく、死滅細胞と言えます。

いわゆる髪は死んだ細胞なのです。

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なので髪を切ってももちろん血が出るわけでも痛いわけでもないのです。

髪を引っ張ると痛いのは髪の細胞を作り出している毛根から毛乳頭(髪の工場)に刺激を与えるためです。

まとめ

よく髪がロングで傷みを感じる方が「髪の毛先に栄養が入ってないのかしら」というお声を聞きますが

髪は生えた時点で死滅細胞なので修復機能は備わっていません。

という事は髪を伸ばすのにはいかに痛ませずに伸ばすかが非常に重要です。

日々の生活習慣(ヘアアイロンや不適切なケア方法)や化学処理(過度なブリーチやパーマ)や生理的要因(栄養不良、ストレス、ダイエット)や環境習慣(紫外線、海水、乾燥)などで髪は損傷を受けます。

綺麗に伸ばすには日々の様々な事に気に掛ける事が大事です。

1.2年後に綺麗な髪を得るために今を大切にしましょう♪

素敵なヘアライフを♪

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